SHOW CASE

キエフ・バレエ支援チャリティーBALLET GALA in TOKYO

Date of Release

2022.6.7 Tue.

※本公演は終了いたしました。

 

義援金8,666,980円の使用用途を報告させていただきます。

 

公演直後から、先日ウクライナ国立バレエの芸術監督に任命された寺田宣弘さんと協議を重ねて参りました。ウクライナ国立バレエの復興のために、バレエ団の皆さんの励みになるようなマスターピースの上演に義援金を役立てるつもりで、色々と相談をしてきましたが、まだまだ収束の見通しが立たない状況の中、外国人の指導者がウクライナで仕事をするのが難しい状況のため、私たちの義援金では新たな作品の上演を目指すのは断念し、その代わりにバレエの公演のときに使用する、衝撃吸収の役割をする”パレット”と、その上に敷く”リノリウム”を贈呈することになりました。ベルギーの会社に注文するそうなので、ベルギーからキーウまでの運送費などを含む諸経費を合わせると、総額53810€くらいになるとのことです。ウクライナの劇場がパレットを購入するのは当分の間難しいと思いますが、ダンサーのコンディションを維持するためにはとても大切なものなので、この義援金を役立てていただけることを嬉しく思っています。協賛してくださった企業の方々、参加してくださったダンサーはじめ、各所スタッフの方々、ありがとうございました!深くお礼申し上げます。

2022年12月30日
キエフバレエ支援チャリティーBALLET GALA in TOKYO 芸術監督 草刈民代

※義援金8,666,980円は寄付金と公演収益金の総額となります。

 

 

 

※特別番組「草刈民代~想いと願いをバレエにのせて~キエフ・バレエ支援チャリティー」の放送は終了致しました。

番組をご視聴いただき、誠にありがとうございました。放送終了後、多くの視聴者の方々より、出演ダンサーの皆様への称賛、そして芸術監督草刈民代氏はじめ公演関係者への賛同のお言葉を賜りました。 本チャリティー公演にご協力いただだきました全ての方々に重ねて御礼申し上げます。同時に、早期の平和の実現とキエフ・バレエの再建及び将来の発展を心より祈念致します。

主催者:キエフ・バレエ支援チャリティーBALLET GALA 実行委員会、RENAISSANCE CLASSICS

 

ARTIST

アンナ・ムロムツェワ(キエフ・バレエ)

佐久間奈緒(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ)

加治屋百合子(ヒューストン・バレエ)

青山 季可(牧阿佐美バレヱ団)

佐々晴香(スウェーデン王立バレエ)

藤井彩嘉(チェコ国立バレエ)

佐藤碧(マーサ・グラハム・ダンス・カンパニー)

芝本 梨花子(デンマーク王立バレエ)

大谷遥陽(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)

中野伶美(シビウ劇場バレエ)

ニキータ・スハルコフ(キエフ・バレエ)

平野亮一(ロイヤル・バレエ)

厚地康雄(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ)

菊地研(牧阿佐美バレヱ団)

松井学郎(ノルウェー国立バレエ)

江部直哉(カナダ国立バレエ)

猿橋賢(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)

福田昂平(元ノヴォシビルスク・バレエ)

髙橋裕哉

水井駿介(牧阿佐美バレヱ団)

二山治雄

ABOUT

◆開催日時:2022年7月5日(火)18時30分開演(20時30分終演予定)
◆開催会場:昭和女子大学人見記念講堂(東京・三軒茶屋)東急田園都市線「三軒茶屋」駅下車徒歩7分

◆特別協賛
株式会社タイカ、クレアシオン・ホールディングス株式会社、中央精版印刷株式会社、Tri-Wall LIMITED、Momentrium Inc. 、楽天モバイル株式会社
◆協賛
株式会社アートネイチャー、株式会社 LIC、株式会社西鶴、滝久雄(ぐるなび創業者)、チャコット株式会社、株式会社浜作、株式会社久泰、NEOTERIC、ブレイスビー株式会社、株式会社リアルメディア、リーチフェイス株式会社
◆後援
学校法人昭和女子大学

◆入場:来場者全員無料(全席指定・特製プログラム付)
入場にはチケットが必要です。チケットの申込みをご確認ください。

◆入場者の皆様には5000円以上の募金をお願いします。(学生の方は除きます)募金全額をキエフ・バレエに寄付させていただきます。

◆上演作品:
『デューク・エリントン・バレエ』The Opener(振付:ローラン・プティ)
『海賊』より
『バラの精』
『グラン・パ・クラシック』
『And… Carolyn.』(振付:アラン・ルシアン・オイエン)
『Deep Song』(振付:マーサ・グラハム) 
『ノートルダム・ド・パリ』(振付:ローラン・プティ)
『ジゼル』アダージョ
『小さな死』(振付:イリ・キリアン)
『二羽の鳩』(振付:フレデリック・アシュトン)より
『祈り』(アメリカン・バレエ・シアター版『コッペリア』より)
『森の詩』より

【公演概要】
◆芸術監督:草刈民代
◆指揮:井田勝大
◆管弦楽:シアターオーケストラトーキョー
◆振付指導:折原美樹、小林十市、中村恩恵、田中祐子、山本康介
◆衣装提供:丸山敬太、チャコット株式会社、アメリカン・バレエ・シアター
◆Special Thanks:
オレクシー・バクラン(ウクライナ国立歌劇場 指揮者)、蛭崎あゆみ(新国立劇場バレエ団 ピアニスト)、 名嘉地圭(通訳)、鈴木功(通訳)、浅草バレエスタジオ、NBAバレエ団
◆主催:キエフ・バレエ支援チャリティーBALLET GALA 実行委員会、RENAISSANCE CLASSICS
◆後援:学校法人昭和女子大学
◆協力:ローソンチケット、ディスクガレージ、テーク・ワン他
◆企画制作:RENAISSANCE CLASSICS、パシフィック・コンサート・マネジメント

※キエフ・バレエの名称について
7月15日からキエフ・バレエの名称で同バレエ団の日本公演が開催されます。従って、本チャリティー公演においてもキエフ・バレエと表記させていただいております。

※上演作品、出演者は変更となる場合がございます。ご了承のほどお願い申し上げます。

DETAIL

「キエフ・バレエ支援チャリティーBALLET GALA in TOKYO」開催によせて

2009年まで私はバレリーナとして活動をしてまいりました。ロシアのバレエ団、教師、ダンサーの方々とも多く仕事をさせていただきましたので、ロシアの侵攻が始まってからは色々と考えさせられる日々でした。日本のバレエの歴史においても、ウクライナやロシアとの関わりを無視することはできません。

7月中旬から戦禍の中にあるウクライナのキエフ・バレエの日本公演が行われる予定です。キエフバレエの初来日は1972年とのことですが、2007年からはほぼ毎年日本ツアーがおこなわれてきました。2月末から始まった侵攻はまだ終わっていませんが、日本公演を実現すべく各方面でみなさんが動いています。

私は現役時代、ミハイロフスキー劇場の日本公演で13年間ゲストアーティストとして客演をしてまいりました。 キエフ・バレエ、ミハイロフスキー劇場を招聘してきた光藍社の皆様には現役時代大変お世話になりました。

キエフ・バレエは当然、今年は注目されるはずですが、長いスパンで考えますと、今、この時期に、その存在を今まで以上に多くの方々に知っていただけるようにアピールすることが必要だと考えました。昨年冬は、来日直前の日本政府の水際対策により、公演が全てキャンセル。舞台芸術に関わる団体はコロナ禍により甚大な被害を被られたはずですが、その傷が癒える前にこのロシアの侵攻です。今年は7月の公演に加え、12月には劇場の引っ越し公演とも言える全幕バレエの上演が予定されています。キエフ・バレエの今後の復興のためにも、いまこの時期に日本でキエフ・バレエの存在を多くの方に知っていただく必要があると考えチャリティー公演を思い立ったのです。

ウクライナやロシアのバレエは、バレエの歴史の中でとても大きな存在です。そして日本のバレエの歴史は、先達のご努力と共に、ウクライナ、ロシアをはじめとする海外のバレエ団、振付家、スターダンサー達によっても育まれてきました。世界のバレエを牽引してこられた巨匠たちが生み出す作品や、各国のダンサーたちの進化に刺激され、その後を追うように努力をしてきたのです。私はバレリーナ引退後10年以上バレエの世界から離れたところで活動をして参りましたが、久しぶりに今のダンサーの方々を拝見し、そのレベルの向上に目を見張りました。この向上こそが歴史の積み重ねであり、今海外で活躍する日本人ダンサーの姿は、日本のバレエの進化のかたちであることを再認識いたしました。

コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻と続き、世界中の価値観が変わっていくなか、芸術のあり方についても深く問い直す時期に来ていると思います。

今回はキエフ・バレエからアンナ・ムロムツェワさんとニキータ・スハルコフさんが出演します。そして、その二人に心を寄せて踊ってくださる皆さんは、これからの日本のバレエを背負っていく方々です。彼らの日々の経験が10年後20年後の日本のバレエの土台になっていくはずです。みなさん、大変積極的にこのチャリティー公演のことを考えてくださっています。キエフ・バレエの支援とともに、平和な世界を目指すために私達ができることは何なのかを考えつつ、お客様、関わってくださっているすべての方々が、芸術の存在意義を実感できる公演を目指します。

ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

草刈民代

ウクライナにとって大変な時期に、東京でバレエ・ガラを開催してくださった草刈民代さんに、心から感謝申し上げます。ウクライナ国立歌劇場を拠点とするウクライナ国立バレエを支援するために、日本の素晴らしいアーティストが本公演に出演します。このイベントで集められた資金は、ウクライナ国立歌劇場の新しい公演やレパートリーの拡充にあて られます。これは、ウクライナ国立歌劇場にとって大きなチャンスであり、ウクライナの バレエ界にとって「新時代」の幕開けです。日本の皆様には、ウクライナと芸術を支援してくださり感謝に堪えません。芸術は私たちに希望を与え、最善を信じることを可能にし 、人々を結び付けてくれるのです。

寺田宜弘(ウクライナ国立バレエ(キエフ・バレエ)副芸術監督)

私がまだ子供の頃、少なくともヨーロッパでは、戦争は過去のものだと 思っていました。両親や祖父母に比べ自分たちの世代がいかに幸運なの かと。私たちは安全な世界しか知らなかったのです。パンデミックを経 てもその思いは変わりませんでした。科学者と各国政府が一丸となって 取り組み、人々にワクチンと希望をもたらしました。 しかし2022年2月24日、私にとっての世界が崩壊しました。私が生まれ た地、そして私にとって芸術の故郷ともいえるロシアが、両親や親族が 住まう都市キエフを爆撃し始めたのです。唯一の望みは、この想像を絶 する悪夢から目を覚ますことでした。 きっと何百万人ものロシア人が街頭で戦争へ抗議し、すぐにすべてが収まるだろうと期待していました 。しかし、大規模な抗議運動は一切ありませんでした。25年間一緒に踊ってきたロシアの友人や同僚た ちは(ごく僅かの例外を除いて)皆、沈黙を守っていたのです。それは、私の人生で最もつらい失望で した。彼らは何も気にかけていないようで、自分たちの“芸術”を実践することに精一杯だったのです。 それから、国連やNATOといった平和を守るはずの組織が、狂った独裁者が歴史を塗り替えソ連を復活させようとするのを止めてくれるのではないかという期待もありました。どうしてヨーロッパで戦争が 許されるのだろう、と。しかしそれも叶わず、ウクライナは自分より28倍も大きな怪物と戦うために、 一人取り残されたのです。暗黒の時代に逆戻りしたような気がしました。安定感、安全保障、国際法といったものが、ほんの少し触れただけで崩れ落ちる砂の城と化してしまったのです。 2月以降、何万人ものウクライナ人が殺され、負傷し、何百万人もの人々が家を失っています。平和と 繁栄だけを願うこの友好的で芸術的な我が文明国が血に塗れ、国土の20%が占領され、都市は破壊され ました。悪夢は続いています。 いったいどうすれば、この事態を食い止めることができるのだろう?私たちが夢見る平和な時代に近づ くためには、何ができるのでしょうか? 世界の指導者たちは、ロシアの侵略にどう対処するか、まだ決めかねているようです。ウクライナ軍に 武器が供給されましたが、勝利にはまだ不十分です。反ロシア制裁が課されていますが、ロシア政府は 石油とガスで毎日何百万ドルも受け取っています。プーチンを支持する芸術家やアスリートといったプロパガンダ・エージェントは、未だ西側に公然と姿を現しています。そして人々は戦争のニュースを見 るのに疲れてしまい、これ以上の悪い知らせを望まず、忘れようとすらしている。これは本当に悲しいことです。 だからこそ、草刈民代さんのように、東京でウクライナのためのチャリティー公演を開催することは、 意義ある大切なことだと思うのです。ウクライナの悲劇に思いを馳せるとともに、ダンサーは脚が美し いだけではなく、心や頭脳も持っているのだと示すことができます。私たちの芸術は声なきものですが 、私たちの“声”は重要なのです。このイベントを企画した民代さんに敬意を表します。そして、私のウクライナの同胞であるキエフ・バ レエのアンナ・ムロムツェワとニキータ・スハルコフをはじめ、このイベントに参加するすべてのダン サーに敬意を表します。私は、ウクライナが解放され、再建され、完全に保護され、すべての傷が癒さ れ、ウクライナのダンサーを含む何百万人もの難民が故郷に戻る時を夢見ています。そして、美しいウ クライナの歌劇場の扉を開くのです。しかしそのためには、私たちは可能な限りウクライナを支援し続 けなければなりません。 もしかしたらこの恐ろしい危機は、戦争が直ちに終結した世界、そして人々が団結して守り助け合い、 侵略の無いより良い世界へと私たちを導いてくれるかもしれません。私たちが夢見るより良い世界を …。

アレクセイ・ラトマンスキー Alexei RATMANSKY

◆6月17日日刊スポーツwebに日本記者クラブにおける記者会見関連の記事が掲載されました。

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202206170001039.html

◆6月17日Yahooニュースに記者会見の記事関連が掲載されました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d8b5cbdfb271eae7c883e41136c27693a95d9982

◆6月17日ステージナタリーに記者会見の記事関連が掲載されました。

https://natalie.mu/stage/news/482099

◆6月17日テレビ朝日で記者会見の模様が伝えられました。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_geinou/articles/hot_20220617_160.html

PROFILE

草刈 民代

東京都生まれ。73年小林紀子バレエバレエアカデミーにてバレエを始め、78年橘バレエ学校入学。81年から牧阿佐美バレヱ団に参加。84年橘バレエ学校を卒業し、牧阿佐美バレエ団正団員となる。同年「恋の絲」(牧阿佐美振付)の主役に抜擢される。87年「白鳥の湖」オデット・オディールの初役を務め、以降バレエ団の主要バレリーナとして活躍。同年全国舞踊コンクール第一部第一位、文部大臣奨励賞を受賞。88年村松賞、89年橘秋子賞受賞。91年、スタニスラフスキー&ネミロビッチ・ダンチェンコ劇場(モスクワ)による招聘を機に世界各地でゲストバレリーナとして客演。以降、牧阿佐美バレエ団の公演の他、レニングラード・バレエシアター、モスクワ音楽劇場、レニングラード国立バレエ、新国立劇場バレエなどにゲスト出演。特にレニングラード国立バレエには97年から09年までの12年間、ゲストアーティストとして日本国内ツアーや本拠地(サンクトペテルブルク・ロシア)での公演など、多くの公演を共にする。81年頃から広告、TVCMなどにも起用されるようになり注目を浴びていたが、96年には映画「Shall we ダンス?」(周防正行監督)に主演。社会的現象になるほど話題の作品となり、女優として数々の賞も受賞した。97年服部智恵子賞受賞。99年故ローラン・プティ氏により「若者と死」の死神役に選ばれ、プティ氏から厚い信頼を受ける。これ以降プティ作品は草刈の最も得意なレパートリーとなり、その数は11作品に及ぶ。05年愛知県で行われた万国博覧会で公演をプロデュース、主演。野外公演にて約2万5千人を動員する。06年『ソワレSoiree de Danse Roland Petit』をプロデュース、パリ、上海、香港、台湾の他日本国内8都市で公演。同年韓国国立バレエ団の招聘によりソウル・アートセンターにてマッツ・エック版「カルメン」に主演。09年4月「Esprit〜ローラン・プティの世界」をプロデュース。国内11都市、14公演を行いバレリーナとしての幕を閉じる。師事した教師は牧阿佐美、北原秀晃、オリガ・エブレイノフ、ティナ・ベルナール、アナトリー・シードロ、ルイジ・ボニーノ、ジャン=フィリップ・アルノー、アラ・オシペンコ。その他、故ローラン・プティ、ジジ・ジャンンメール、マイヤ・プリセツカヤからも大きな影響を受けている。草刈の活動は日本のバレエを一般に広めることに大きく貢献し、日本人バレリーナの新たな可能性を示した。09年9月には演劇作品『宮城野』(鈴木勝秀演出)に主演。その舞台を機に女優として活動開始。10年に放映されたNHKの大河ドラマ『龍馬伝』にてテレビドラマ初出演。同年、写真集「BALLERINE」を企画出版。11年、主演バレエ映画「ダンシング・チャップリン」(周防正行監督)が公開される。12年、映画「終の信託」(周防正行監督)に主演し、第36回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。同年NHKドラマ「眠れる森の熟女」にも主演。写真集「INTRINSIC」企画出版。今後も様々な分野での活動が期待される。
 
 Photo by Satoshi Kuronuma(aosora)
 

アンナ・ムロムツェワ

ANNA MUROMTSEVA

2011年キエフ国立バレエ学校を卒業後、キエフ・バレエに入団。往年の名プリマ、ライーサ ・ヒリコに師事し、入団直後より「ラ・シルフィード」エフィなど主要な役を踊る。主なレパートリーは「くるみ割り人形」クララ、「眠りの森の美女」オーロラ姫、「シンデレラ」のシンデレラほか、「雪の女王」などでも主演を果たし好評を博す。

2007年ハリコフ国際バレエコンクール「クリスタルシューズ」第3位、国際バレエコンクール「フェッテ・アルテク」(クリミア・グルズフ)第1位。バレエ団のカナダ、中国、日本ほか数々のツアーに参加している。

佐久間奈緒

佐久間奈緒

福岡市生まれ。三ノ上万由美バレエスタジオでバレエを始め、古森美智子バ レエ団研究所にて研鑽を積み、その後、ロイヤル・バレエ・スクールで学ぶ 。1995 年にバーミンガム・ロイヤル・バレエ団へ入団し、2002 年にプリンシ パルに昇格。 レパートリーには、「白鳥の湖」、「リーズの結婚」、「ロミオとジュリエ ット」、「眠れる森の美女」、「コッペリア」、「くるみ割り人形」、「ジ ゼル」、「火の鳥」など数多くの主役の他に 「二羽の鳩」、「チェックメイト」の黑の女王、「エリート・シンコペイシ ョンズ」、「ランデブー」など多彩な英国バレエを代表する数々のレパート リーを踊る。芸術監督ディビッド・ビントレーによる「コンツェルト・ファ ンタジー」と「ザ・シーズンズ」では初演も務める。 また、ラトビア共和国バレエガラコンサートや、バーミンガムで行われた NATO 会議のエキシビショ ンで踊るほか、バーミンガムで行われたエリザベ ス女王在位 50 年の祝賀会で女王に踊りを披露。 ロンドンのオペラハウスで 行われた 80 歳の誕生日のガラ公演にも出演。 2003 年には英国ロイヤルバレ エ団にて「バレエの情景」にゲスト主演。 バレエ団を代表して、2006 年のロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホー ル改装後の杮落し公演、ニューヨーク MET 劇場でのアシュトン生誕 100 周年 記念公演での「二羽の鳩」など、数々の特別な舞台にも出演している。 その他日本では、スターダンサーズバレエ団にて「コッペリア」「ジゼル」 「くるみ割り人形」に、新国立劇場にて当時芸術監督を務めていたビントレ ー振付「シルヴィア」に、アルゼンチンではテアトロコロンにて「白鳥の湖 」でゲスト主演する。 2018 年バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の日本公演、それに続く本拠地で の舞台を最後にカンパニーを引退。2020 年6月に、The Royal Ballet School’s Diploma of Dance Teaching を取得。2021 年夏の「dance dance dance in 横 浜」にてビントレーの「スパルタクス」を踊り、同秋、 新国立バレエ団に「白鳥の湖」のコーチングとして招かれ指導する。

加治屋百合子

加治屋百合子

加治屋百合子/YURIKO KAJIYA
愛知県出身。8歳でバレエを始め、10歳、上海舞踊学校入学、奨学金を得て首席で卒業。在学中の2000年、若手バレエダンサーの登竜門であるローザンヌ国際バレエ・ コンクールでローザンヌ賞を受賞。奨学金を得てカナダ国立バレエ学校入学。 翌年アメリカン・バレエ・シアター(ABT)スタジオカンパニー入団。 同バレエ団の研究生を経て正団員となり2007年ソリストに昇格。 2014年ヒューストンバレエ団移籍後、最高位プリンシパルとして舞台を踏む。レパートリーには「くるみ割り人形」「コッペリア」「ジゼル」「眠れる森の美女」「ドンキ・ホーテ」「白鳥の湖」「ラ・バヤデール」「レ・シルフィード」「マノン」「蝶々夫人」「メリー・ウィドウ」「シルヴィア」等に主演。またアレクセイ・ラトマンスキー、トワイラ・サープ、マーク・モーリス、 ヨーマ・エロ、イリ・キリアン、スタントン・ウェルチ、マーサ・グラハム、ジョージ・バランシン、ケネス・マクミラン、アントニー・チューダー、 ジェームス・クデルカ、フレデリック・アシュトン、ジェローム・ロビンズ振付作品でも主演パートを勤める。

Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100人」やTIME誌「次世代リーダー」で紹介され、国際社会で顕著な活動を行い世界で「日本」の発信に貢献したとして、内閣府から「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」の一人に選ばれる。2016年、2019年にはジゼル主演公演がヨーロッパ版ダンス誌「Dance Europe」、アメリカ版ダンス誌「Pointe Magazine」にてベストパフォーマンスの一人として選ばれる。「情熱大陸」、アメリカ高視聴率番組「So You Think You Can Dance」ゲスト出演。NHKハイビジョンにてアメリカン・バレエ・シアター来日主演公演「ドンキ・ホーテ」が放送され、その様子を追ったドキュメンタリー「バレリーナYuriko ~輝きの舞」もNHK・BSにて放映。2017年ニューヨークにてヒューストンハリケーン支援ガラ公演を主催。2018年ローザンヌ国際バレエコンクール審査員、2019年北京国際バレエコンクールにて審査員を務める。
2020年コロナ禍では日本のアーティストと舞台芸術のための支援プロジェクト『Hearts forArtists』を立ち上げ、舞台芸術の支援基金に寄付。14カ国22バレエ団32人のバレリーナが踊る「瀕死の白鳥」アーティスト支援プロジェクトにも賛同&出演。2021年(第71回)芸術選奨文部科学大臣賞受賞。世界のバレエ団、ガラ公演に招かれる他、マスタークラスや講習会を開き後進の指導にも力を入れている。

青山季可

青山季可

AMスチューデンツ、橘バレエ学校、英国ロイヤル・バレエ学校、ハンブルク・バレエ学校で学ぶ。

2001年に牧阿佐美バレヱ団に入団し、2006年「白鳥の湖」で主役デビュー後、数々の作品で主演。

2008年橘秋子賞スワン新人賞、2012年中川鋭之助賞、2016年第32回服部智恵子賞を受賞。

佐々晴香

佐々晴香

佐々晴香(さっさ はるか)
ノルウェー国立バレエ団
プリンシパル

5 歳よりバレエを始める。
2012 年 Houston Ballet's Ben Stevenson Academy 留学。

東京シティバレエ団、ドルトムントバレエ団でソリストとして踊り、2017 年スウェーデン王立バレエ 団 入団。「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「ジゼル」「白鳥の湖」「シンデレラ」などに主演、他 Jiri Kylian, George Balanchine, Serge Lifar, Alexander Ekman, David Dawson らの作品を踊る。プリンシパルに昇格。2022年8月よりノルウェー国立バレエ団のプリンシパルとして活躍中。

佐藤碧

佐藤碧

リスコムインターナショナルバレエスクールにてバレエとコンテンポラリーダンスを学ぶ。2014年にアルビンエイリーアメリカンダンスシアター付属校エイリースクールにてスカラーシップ生として在籍し、モダンダンスやジャズ、タップなど様々なジャンルを学ぶ。2015年と翌年16年にエイリーカンパニーの”Memoria”に出演する。またリンカーンセンターでのシーズンガラに学校を代表し出演する。 2017年マーサグラハムのセカンドカンパニーGraham 2に所属し、グラハムのレパートリーを学ぶ。同時期にマーサグラハムテクニックの教師の資格も取得。 2019年Martha Graham Dance Companyに入団。入団3ヶ月にしてグラハムの代表作アパラチアの春にて主役のブライドを演じる。 またDance Spotlightが折原美樹とSuzan Kikuchiと組み、監修するグラハムテクニックのDVDにデモンストレーターとして出演する。その他にBuglisi Dance Theatreにも所属する。マーサグラハムスクールやハートフォード大学に教師としても勤務。

藤井彩香

藤井彩香

2008、2009年 ユースアメリカグランプリ日本予選にてTop12。同年のNY決選にてTop12。アメリカにあるKirov Academy of Ballet of Washington D.C. へ全額奨学金により留学。

在学中ローザンヌ国際バレエコンクールファイナリスト、ボストン国際バレエコンクール 銅メダルを含む数々の賞を受賞。

2012年よりハンガリー国立バレエ団

2015年1月よりドイツ、シュツットガルトバレエ団に移籍

2017年チェコ国立バレエ団に移籍

2018年8月よりデミソリスト

2019年1月よりソリスト

2020年8月にはチェコ国立劇場国立総監督賞を受賞(35歳以下の芸術家部門)

2021年4月よりプリンシパルに昇格

芝本梨花子

芝本梨花子

3 歳からバレエを始める。めぐみバレエアートで学び、 2013 年カナダロイヤルウィニペグバレエス クールに 短期留学。2014 年ウィーン国立歌劇バレエ学校に入学。 2016 年ウィーン国立歌劇バレエ団に入団。2018年ハーフソリストに昇格。 2020年デンマーク王立バレエ団に移籍。

 主なレパートリーには、

ジョンノイマイヤー版のロミオとジュリエットのいとこ役、

シンデレラの冬の精、

Sharon Eyal のBedroomfolk 、

ブルノンビルの Pas de septや

ドンキホーテのキトリの友人 などがある。 その他2017年のルグリガラでも披露したオダリスク (マニュエルルグリ振付 海賊) 、Jewels  , ペザントのPDD, 白鳥の湖 小さな4 羽の白鳥 やGeorge Balanchin,Jiří Kylián,William Forsythe による作品も踊る。

受賞歴 :

2014 年 NBA バレエコンクール 3 位受賞

2014 年 ジャパン バレエ コンペティション福岡 1 位受賞

2014 年 ジャパングランプリ 3 位受賞

2015 年 バレエ コンペティション 21 1 位受賞

大谷遥陽

大谷遥陽

3歳よりクラシックバレエを習い始め、2010年より佐々木三夏バレエアカデミーにて学ぶ。2014年第一回国際バレエコンクール in 東京にてグランプリを受賞。同コンクール審査員長、ジョゼ・マルティネズより、スペイン国立ダンスカンパニーの研修賞を受賞し、同カンパニーにて3ヶ月間研修。2015年同カンパニーに入団し、入団後4カ月でドンキホーテ全幕のキトリを踊る。 2018年9月ソリスト昇格。2022年2月イングリッシュナショナルバレエにソリストとして入団。
主なレパートリーにドンキホーテよりキトリ、ジゼル、くるみ割り人形よりクララ/金平糖、ウィリアム・フォーサイス振付”Playlist””Blake Works “The vertiginous thrill of exactitude””Artifact”、アレクセイ・ラトマンスキー振付”Concerto DSCH”、ジョージ・バランシン振付”アポロ、アクラム・カーン振付”ジゼル”、ヨハン・インガー振付”カルメン”など。
その他、”Roberto Bolle and Friends “を含む世界中のガラに参加。
資生堂やGQ などにもアーティストとして取り上げられる。

中野伶美

中野伶美

所属バレエ団

2020- Teatrul de Balet Sibiu (シビウ劇場バレエ団)

2001-2005年 Melissa Kong School of Ballet

2005-2015年 岸辺バレエスタジオ

2015-2018年 English National Ballet School

2018-2020年 Atlanta Ballet ll

2020年- Teatrul de Balet Sibiu (シビウ劇場バレエ団)

ロイヤルバレエスクール、オーストラリアンバレエスクール、ABT、ジョンクランコバレエスクール、カナダナショナルバレエスクール等、数々のバレエ団から短期・長期留学のスカラシップを受賞。2015年には奨学金でイングリッシュナショナルバレエスクールへ留学。卒業後、アトランタバレエへ移り「くるみ割り人形」ではクララ、「白鳥の湖」「美女と野獣」では主役を演じる。2020年からルーマニアに活動の拠点を移し「くるみ割り人形」でクララ役、「サタネラ」のパドドゥ等々、数多くの演目を踊る。

•コンクール受賞歴

2011年 

・ NBA全国バレエコンクール1位

2012年

・ユース・アメリカ・グランプリ日本予選コンテンポラリー部門1位、同コンクール・ニューヨークファイナルtop12入賞

2013年

・ユース・アメリカ・グランプリ日本予選コンテンポラリー部門1位、同コンクール・ニューヨークファイナルtop12入賞

・ NBA全国バレエコンクール1位

2015年

・全日本バレエコンクール1位

・全国舞踊バレエコンクール1位

2021年 

・ IBCDC “Domenico Modugno”国際コンクール1位

ニキータ・スハルコフ

ニキータ・スハルコフ

MYKYTA SUKHORUKOV

ドネツク国立バレエ学校を経て2008年キエフ国立バレエ学校を卒業。キエフ・クラシック・バレエでプリンシパルとして活躍し、2013年キエフ・バレエにソリストとして移籍。現在はプリンシパルとして世界中の舞台に多数出演している。力強い跳躍と安定感のある身のこなしが持ち味。表現力豊かで情熱的に踊る。主なレパートリーは「白鳥の湖」ジークフリート、「ジゼル」アルベルト、「ドン・キホーテ」バジル、「バヤデルカ」ソロル、「シンデレラ」王子、「ロミオとジュリエット」パリス、「レ・シルフィード」詩人ほか多数。

第2回ユーリー・グリゴローヴィチ記念国際バレエコンクール(2008年ソチ)で第1位とゴールド・メダルを受賞。2013年モスクワ国際バレエコンクール第3位。

平野亮一

平野亮一

英国ロイヤルバレエ プリンシパル

尼崎出身。4歳から母が主催する平野節子バレエスクールでバレエを始める。

2000年に第14回「全日本バレエコンクール」ジュニアの部第1位。同コンクールで文部大臣奨励賞、東京都知事賞など6つの賞を受賞。

2001年第29回「ローザンヌ国際バレエコンクール」プロフェッショナルスカラーシップ賞受賞。神戸市より神戸ユース賞、兵庫県よりマロニエ賞を受賞

同年9月から英国ロイヤルバレエ団に研修生として入団。

2002年同バレエ団に正式団員として入団が決まる。

2015年/16年シーズン、ノルウェー国立バレエ団にてゲストプリンシパルとして出演。

2016年プリンシパルに昇格。

同年11月に兵庫県芸術奨励賞を受賞。

主なレパートリーは、「ジゼル」、「眠れる森の美女」、「白鳥の湖」、「くるみ割り人形」、「パゴタの王子」の王子、「冬物語」のレオンテス、「ドン・キホーテ」のエスパーダ、「ロミオとジュリエット」のロミオ、ティボルト、パリス「ライモンダ第3幕」のジャン・ド・ブリエンヌ、「うたかたの恋」のルドルフ皇太子、「オネーギン」のオネーギン、「ラ・バヤデール」のソロル、

「アナスタシア」のラスプーチン、「フランケンシュタイン」のクリーチャー等。

Japanese dancer Ryoichi Hirano is a Principal of The Royal Ballet. He joined the Company as a Prix de Lausanne apprentice in 2001 and became an Artist in 2002, promoted to First Artist in 2007, Soloist in 2008, First Soloist in 2012 and Principal in 2016.

Hirano was trained at Setsuko Hirano Ballet School. Awards include the 2001 Prix de Lausanne. His repertory with The Royal Ballet includes Albrecht (Giselle), Prince Florimund (The Sleeping Beauty), Leontes and Polixenes (The Winter’s Tale), Espada (Don Quixote), Tybalt, Paris and Romeo (Romeo and Juliet), Prince Gremin, Onegin (Onegin), Jean de Brienne (Raymonda Act III), Colonel ‘Bay’ Middleton and Crown Prince Rudolf (Mayerling), Prince (The Prince of the PagodasThe Nutcracker), Rasputin and Officer (Anastasia), Witch (Hansel and Gretel), Robert Wood (Sweet Violets), Siegfried (Swan Lake), Black Knight (Checkmate), Dr Samuel-Jean Pozzi (Strapless), Soldier (Different Drummer), Human (‘Still Life’ at the Penguin Café), Fate (Acosta’s Carmen), Creature (Frankenstein), Solor, Lt. Colonel Vershinin (Winter Dreams), Ivan Tsarevich (The Firebird) and roles in After the RainWoolf WorksSong of the EarthThe Two PigeonsGloriaConcertoChromaViscera, ‘Emeralds’ and ‘Diamonds’ (Jewels), SerenadeDGV: Danse à grande vitesseScènes de balletVoluntaries (pas de trois), Aeternum, Within The Golden HourMultiverse and Medusa.

Hirano’s role creations for the Company include in Asphodel Meadows and in Wayne McGregor’s Infra and Obsidian Tear.

厚地康夫

厚地康夫

栃木県出身。石原千代に師事。

2003年、英国ロイヤルバレエスクールに留学。在学中にバーミンガムロイヤルバレエ団(BRB)監督のデービッド・ビントレーの目に留まり、2006年2月に卒業を待たずにBRBに入団した。同年7月、ロイヤルバレエスクール卒業公演にゲストとして招かれ、オペラハウスでアシュトン『誕生日の贈り物』プリンシパルカップルを踊った。

2011年、デービッド・ビントレーの新国立劇場バレエ団芸術監督兼任を機に、彼に勧められて同バレエ団にソリストとして移籍する。同年の『くるみ割り人形』で主役デビュー、翌年ファーストソリストに昇格。2年半の在籍中、『ジゼル』『ドン・キホーテ』『シンデレラ』『アンナ・カレーニナ』など、多数の作品で主役を務めた。

2013年に、BRBにファーストアーティストとして再入団。

同年、ライト『くるみ割り人形』、ビントレー『パゴダの王子』で主役に抜擢され、翌年ソリストに昇格し、その後、ライト『白鳥の湖』、ビントレー『美女と野獣』『シンデレラ』『テンペスト』、クランコ『じゃじゃ馬ならし』をはじめ、多数の小作品でも主役を演じ、2017年にファーストソリストに昇格した。

2018年、マクミラン『ロミオとジュリエット』、アシュトン『リーズの結婚』の主役を演じ、同年の日本ツアーではライト『眠れる森の美女』の王子で錦を飾り、同団初めての日本人男性プリンシパルになった。

また、2013年のキエフバレエ新春ガラにて『眠れる森の美女』の王子として吉田都のパートナーに抜擢され、2013年・2019年の東京都民芸術祭では日本バレエ協会による『白鳥の湖』に王子としてゲスト出演した。

長身を生かしたダイナミックな踊りと、幅広い役柄の演じ分けで高い評価を得ている。

2022年に活動の拠点を日本に移す。

菊地研

菊地研

2001年、牧阿佐美バレヱ団に入団。

同年、ローラン・プティにより抜擢され「デューク・エリントン・バレエ」世界初演にてソリストを踊り一躍注目を集める。

2003年「くるみ割り人形」で主役デビュー後、数々の作品で主演。

【その他、主な経歴】

2004年フランス、ロシアにてローラン・プティガラに出演。

2007年新国立劇場開場10周年記念公演「椿姫」にアルマン役でゲスト主演

2006年、第37回舞踊批評家協会賞・新人賞、2017年第37回ニムラ舞踊賞受賞を受賞。

松井学郎

松井学郎

ロシア・バレエ・インスティチュート、佐々木三夏バレエアカデミーで学ぶ。2000年埼玉全国舞踊コンクール1位など国内で数々のコンクール受賞後、パリ・オペラ座バレエ学校に2年間留学。バレエ学校公演、デモンストレーションに出演。2004年、ローザンヌ国際バレエコンクールでプロ研修賞を受賞。デンマーク王立バレエ、モナコ公国モンテカルロ・バレエの研修を経て2005年にノルウェー国立バレエに入団。2010年プリンシパルに昇進。2015年ノルウェー国立バレエを3年間休団し、2015年西オーストラリアバレエ団にソリストして入団、2016年同バレエ団プリンシパルに昇進。2019年よりノルウェー国立バレエに戻り様々な主要な役を踊る。ノルウェー国立バレエ学校にてゲスト講師として後進の指導にもあたる。


マカロワ版『ラ・バヤデール』のソロル、ヌレエフ版『ドン・キホーテ』のバジル、シンシア•ハーヴェイ版『ジゼル』のアルブレヒト、『眠れる森の美女』の王子、アンナマリー•ホームズ版『白鳥の湖』の王子、マクミラン振付『マノン』のレスコー、クランコ振付『オネーギン』のレンスキー、マイケル•コーダー振付『ロミオとジュリエット』のロミオ、ブルノンヴィル振付ビョーン版『ラ•シルフィード』のジェームズ、ディナ•ビョーン版『くるみ割り人形』の王子、
など数々の古典作品で主演を務めている。また多くの現代作品を踊っており、主な作品にキリアン振付『Gods and Dogs』『Soldiers’ Mass』、ライトフット/レオン振付『Shoot the Moon』、オイェン振付『ペトルーシュカ』のタイトル・ロール、デビッド•ニクソン振付『華麗なるギャツビー』のジェイ・ギッツビーなどがある。ヨルマ•エロ、アラン•オイェン、デビッド•ドーソン、リアム•スカーレット、クリストフ•パストール、らとの世界初演創作に携わっている。マッツ•エック、クリスチャン•シュプック,バランシン、オハッド•ナハリン、フォーサイス、クリストファー•ウィールドン、ナチョ•デュアト、アレクサンダー•エックマン、グレン•テトリー, ダグラス•リーの作品で主要な役を踊る。


2007年、アメリカ•マサチューセッツ州、ジェイコブス•ピロー・ダンス・フェスティバルの研修に招待参加
2013年、ディアギレフフェスティバルに出演、ロシア•ミハイロフスキー劇場でキリアン振付Wings of Wax,Soldiers Massを踊る。
2014年、Transcedanseフェスティバルパリ•シュンぜリゼ劇場に出演し、 キリアン振付Gods and Dogsを踊る。
デンマーク王立バレエ団に客演し、ブルノンヴィル振付ヒュッべ版ナポリのパドシスを踊る。

2015年、熊川哲也監修、オーチャードバレエガラに出演。
2016年、西オーストラリア、インドネシアの文化交流事業、ジャカルタ•インドネシアのオーストラリア大使館にてマスタークラスを教える。
2018年、上海ダンスフェスティバルに出演。
2021年、ポルトガル、シントラフェスティバルのバレエガラに出演。

江部直哉

江部直哉

カナダ国立バレエ団

プリンシパル

12歳より清水純子バレエスタジオにてバレエを始め、15歳よりカナダナショナルバレエスクールに留学

2006年にカナダ国立バレエ団に研修を経て入団

2011年にはバレエ団代表でThe International Competition for Eric Bruhn Prizeに出場

2015年にプリンシパルに昇格

古典の主なレパートリーは、ラトマンスキー振り付け『ロメオとジュリエット』のロメオ、『ジゼル』のアルブレヒト、『眠りの森の美女』の王子とブルーバード、ウィールドン振り付け『不思議の国のアリス』のハートの騎士、『ラ・フィユ・マル・ガルデ』のコラス、『メリーウィドウ』のカミーユ、クデルカ版『シンデレラ』の王子、『くるみ割り人形』の王子、クランコ版『オネギン』のレンスキー、『ラ・シルフィード』のジェームス、『真夏の夜の夢』のオーベロンとパックなどを踊っている。また現代作品などではノイマイアー振り付け『アンナ・カレーニナ』のブロンスキーとスティーバ、『The Second Detail』、『The Vertiginous Thrill of Exactitude』、『Chroma』、『Cacti』、『Petite Mort』

などを踊っている。

猿橋賢

猿橋賢

北海道生まれ。 下田春美バレエ教室、イングリッシュナショナルバレエ スクールを経て、2011 年、イングリッシュナショナル バレエに入団。2014 年にファーストアーティスト、 2016 年にジュニアソリスト、2017 年にソリストに昇格。2019年からはファーストソリストとして活躍する。

主なレパートリーに、「海賊」アリ、ランケンデム、 ディーン版「白鳥の湖」ジークフリート王子、イーグリング版「くるみ割り人形」甥 / 王子、 カーン版「ジゼル」ヒラリオン、 ヌレエフ版「ロミオとジュリエット」マキューシオ、 マクミラン版「マノン」レスコー等がある。 その他にも、リファール振付「白の組曲」マズルカ、 キリアン振付「小さな死」、ファンマーネン振付

「アダージオ・ハマークラヴィア」、バウシュ振付「春の祭典」、 フォーサイス振付「プレイリスト」(EP)  、 アリエル・スミス振り付け「ジョリーフォリー」等で活躍。

福田昂平

福田昂平

元ロシア国立ノヴォシビルスク劇場

第一ソリスト

ロンドンでバレエを始める。

日本国内バレエ団で主役、準主役等を務めジルベスターコンサート等メディアにも多く出演。

2016年ロシア国立ノヴォシビルスク劇場に移籍。

芸術監督 

デニス・マトヴィエンコ

ファルフ・ルジマートフ

レオニード・サラファーノフの元年間200公演以上に出演。

「主なレパートリー」

・マトヴィエンコ版『海賊』アリ/ランケデム

・グリゴローヴィチ版『スパルタクス』グラディエーター/3人の羊飼い

・コフトン版『スパルタクス』ディレクトル・ツィルカ

・マヨロフ版『チッポリーノ』トマト隊長

・メッセレル復刻版『シンデレラ』道化

・プティパ版『白鳥の湖』道化

・ナチョ・ドゥアト版『眠りの森の美女』宝石・ゴールド

・ナチョ・ドゥアト版『バヤデルカ』 ブロンズ・アイドル/マグダヴェヤ/ドラムダンス

・メッセレル復刻版『ドン・キホーテ』 ジプシー・ソロ

・メッセレル復刻版『クラスコンサート』  ソリスト

・エドワード・クルッグ『Radio&Juliet 』

・バランシン『ルビー』ソリスト

・オペラ・イーゴリ公『韃靼人の踊り』プリンシパル

・『くるみ割り人形』『ノートルダムドパリス』『コッペリア』『ロミオとジュリエット』『ペールギュント』等でソリスト

その他

「エトワール・ガラ・東京2014」

『シベリアン・バレエスターズ・ガラ』

『ブライト・ステップ』

『ロシア・バレエ・ガラ』

『スペイン・ダンスフェスティバル』

等に出演。

『全ロシア芸術フェスティバル』

『全ロシアダンスフェスティバル』

『シベリア・グランプリ』

等で審査員。

ロシアの各種イベントや映画に出演し

国内外で講習会、ワークショップなど務める。

また日露の有望な人材を発掘し留学やワークショップをサポートするプロジェクト「Spasibo Project」代表。

髙橋裕哉

髙橋裕哉

東京都生まれ。10歳よりバレエを始める。 2008年スイス国立チューリッヒ・ダンス・アカデミーに留学。12年ドイツ国際バレエコン クール 『TANZOLYMP』ゴールドメダル。同年SWISS MIGROSスカラーシップを授与 。13年8月ハンガリー国立バレエ団に入団。16年イーグリング版『くるみ割り人形』で全幕主役デビュー。18年9月Kバレエ カンパニーにプリンシパル・ソリストとして入団。21 年10月プリンシパルに昇格。 主なレパートリーは、イーグリング版『くるみ割り人形』の王子/くるみ割り人形、ライ ト版『眠れる森の美女』のパ・ド・カトル、マクミラン版『マノン』の3人の紳士、ブル ノンヴィル版『ラ・シルフィード』のジェームズ、『眠れる森の美女』の王子/ブルーバ ード、『ラ・バヤデール』のソロル、『コッペリア』のフランツ、バランシン振付『テー マとヴァリエーション』、フォーサイス振付『精密の不安定なスリル』、熊川版『白鳥の 湖』のジークフリード、『シンデレラ』の王子、『くるみ割り人形』の王子/くるみ割り 人形、『ドン・キホーテ』のバジル、『ロミオとジュリエット』のロミオ『海賊』のラン ケデム、『カルミナ・ブラーナ』太陽、『マダム・バタフライ』のヤマドリ、『カルメン 』のドン ホセ/エスカミーリョ、『シンプル・シンフォニー』などがある。

水井俊介

水井俊介

5歳よりバレエを始め、渡辺珠実、上田めぐみに師事。2009年よりウィーン国立バレエ学校に留学。2012年ポーランド国立バレエ団に入団、2016年コリフェに昇格する。『ラ・バヤデール』ブロンズアイドル、『ロミオとジュリエット』マキューシオを踊る他、現代を代表する著名な振付家の作品に多数出演する。2019年より牧阿佐美バレヱ団に在籍し、『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『白鳥の湖』『リーズの結婚』『アルルの女』で主役を踊る。

二山治雄

二山治雄

白鳥バレエ学園にて塚田たまゑ・みほりに師事

2014 年第42 回ローザンヌ国際バレエコンクール第1位、YAGP NY決戦シニア男性部門第 1 位ローザンヌ国際バレエコンクールのスカラシップでサンフランシスコ・バレエスクール トレイニー・プログラムに留学。

2016年ワシントンバレエ団スタジオカンパニーに入団。2017〜2020

パリ・オペラ座バレエ団契約団員として入団する。アブダビ、シンガポール、上海ツアーにも参加。2019年パリ・オペラ座バレエ団外部オーディション1位

2014年読売巨人軍創立80周年記念開幕式で踊る。サイトウ・キネン・フェスティバルにて小澤征爾氏の指揮で踊る。2016年NBAバレエ団”Stars and  Stripes”にゲスト出演。2017年・2018年キエフバレエ団日本公演にゲスト出演。

井田勝大

井田勝大

東京学芸大学、同大学院修了。2003年より来日オペラ団体の公演に制作助手として携わり、小澤征爾、ズービン・メータのアシスタントを務める。バレエ音楽の第一人者福田一雄のもとで研鑽を積み、2007年、東京バレエ団『ドナウの娘』日本初演では指揮アシスタントとして楽譜の修正を含め大きな役割を果たす。同年11月、Kバレエ カンパニー『白鳥の湖』公演においてデビュー。以降、国内外のバレエ団公演を指揮する。近年では2018よりNHK「バレエの饗宴」の指揮を務め、好評を博している。音楽制作ではKバレエ ユース『トム・ソーヤの冒険』、Kバレエカンパニー『カルメン』『クレオパトラ』『マダム・バタフライ』において選曲、編曲を行う。2019年9月、Kバレエカンパニー/シアター オーケストラトーキョー音楽監督に就任。

シアターオーケストラトーキョー

シアター オーケストラ トーキョー

2005年、バレエを中心とした“劇場”を主な活動の場とする管弦楽団として結成。同年、Kバレエ カンパニー『くるみ割り人形』公演での演奏が高く評価され、06年より同団すべての公演で演奏を務めている。07年1月、福田一雄が音楽監督(現名誉音楽監督)に就
任。劇場音楽への深い理解と意欲的な取り組みが注目を集め、国内の主要バレエ団公演、パリ・オペラ座バレエ団、ウィーン国立バレエ団、ミハイロフスキー劇場バレエ団、バレエ・アム・ライン、サンクトペテルブルク・バレエ団等の来日公演でも数多く演奏するほか、三枝成彰『悲嘆』『Jr.バタフライ』、「モーツァルト交響曲全45曲演奏会」、テレビ朝日「世界まるごとクラシック」、熊川哲也プロデュース「舞曲」、「青島広志のバレエ音楽ってステキ!」などオペラ公演やコンサート、室内楽等でも広く演奏活動を
行っている。